教育

educations

教育とは人を育てることであり、これからの未来を作っていく世代の人格形成の場所である、教育機関での活動です。この分野では、保育園・幼稚園・小学校・中学校・高等学校・専門学校・言語教育など、興味関心のある世界各国の教育機関/施設でボランティア活動を行いながら、その国の教育システム・教育文化・教育的価値観を現場から学ぶことができます。
みなさんがボランティアの先生として教育現場に携わることで、海外に行かなくとも、現地の子ども達の国際教育の機会となります。世界を広げる、可能性に気づかせる、興味の幅や将来の選択肢を増やすために私たちができることは多くあります。

国際ワークキャンプとは

世界で初めての「国際ワークキャンプ」は、第一次世界大戦の終戦からまもない1920年、戦争の爪痕が残るドイツ国境に近いフランスのヴェルダンで、開催されました。創始者のスイス人、ピエール・セレゾールは、「若者たちが、人を殺し建物を破壊するために血を流すのではなく、新しいものを作り出すために汗を流すことを...」との思いを持って、キャンプを始めました。その後「国際ワークキャンプ」は、第2次世界大戦の戦火にも、また東西冷戦時代にも消えることなく今日まで、平和を愛する人々によって、受け継がれてきました。
日本からは、ヨーロッパを中心にこれまで、世界30か国以上に参加者を送り出し、同時に日本国内で世界中からボランティアを受け入れています。自らの考えで動き、仲間ととことん話し分かり合い、困難な状況も楽しみながら、全てをご自身の力でやり遂げることで、観光旅行や普段の日常生活では決して得ることができない、あなただけの特別な体験となるでしょう。勇気を出して一歩を踏み出せば、きっと一回り成長した自分が待っています!

このプログラムの魅力

  • 各国から集まる仲間とのワークキャンプを通じて異文化交流ができる
  • 活動先は30カ国以上!
  • 約18カテゴリーもの多様な活動内容から選べる
  • 渡航前の準備~帰国まで全てを自らの力でやり遂げることで成長を実感

心構え(求められる力)

  • 国際ボランティアプロジェクトは、現地集合・現地解散型のプログラムです。
    現地からの情報を頼りに、集合場所までの行き方を調べ、航空券の手配や持ち物の準備など全てをご自身の手で行っていただきます。そのため強い意志、自立心、危機管理能力が求められます。
  • 自分で考えること
    人に頼ることを前提とせずに、どうすれば解決できるか、まず自分で考えてください。海外では18歳になれば「大人」と見なされます。一人の個人として自覚を持って行動が求められます。同時に、自分の身を自分で守る必要もありますので、日本を出発する前に、自分で考えて行動する習慣をつけましょう。
  • 自発的に楽しもうとすること
    語学研修やツアー旅行のように朝から晩まで決められたスケジュールがあるわけではありません。多くのプロジェクトで、リーダーを中心に集まった仲間たちとアイデアを出し合い、自分たちでスケジュールやルールを作ります。 また、ボランティアは「お客様」ではありませんので、もてなされるのを待つ受け身の姿勢ではなく、自ら、与えられた環境を最大限に楽しむように働きかけましょう。
  • グループの一員として他の参加者を尊重し、協調性を持って取り組むこと
    一部のプロジェクトを除き、特別な資格や高い英語力は求められていませんが、他人を思いやる気持ち、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢は必要です。各国のボランティアとの共同生活では、文化の違いからぶつかることや思い通りにならないこともきっと出てきますが、お互いを尊重し、理解する努力をしましょう。
  • 興味のあるプロジェクトを見つけたら、自分で調べ計画を立てること
    活動場所(地名)を地図で見てみる(最寄りの都市はどこだろう?)
    航空券の相場を調べてみる。(出発日を数日ずらすだけで、数万円の差が出ることも!)
    プロジェクトの「参加条件」までしっかり確認(能力や興味関心に指定があることがあります)